落語

足腰丈夫だった?江戸の蕎麦喰い。

地域によっては積雪のニュースを聞くぐらい寒い季節になってきました。 暖かいものを食べる噺を。 「時そば」                                                 「そーばーうーう、うー」   「おー、...
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題だけで笑えそうな噺 2

前回に引き続き、「題」を見聞きしただけで笑ってしまいたくなる噺を取り上げたいと思います。 近日息子   あらすじ 息子が部屋の入口でボヤッと立っているので、父親が聞いた「どうしたんだ?」、「隣町のお芝居、近くに行ったから、ついでに看板を見た...
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「題だけで笑えそうな噺」

噺を聴く前或いは聴いた後で題名を聴いただけで笑ってしまいそうな落語。次にあげる噺がそうだと私は思います。                    粗忽の釘 今日は引越し。夫婦は引越しの準備に追われている。女房が大八車に乗せると言ってるのに、亭...
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サゲはわからないけど

サゲはわからないけど残っているというより消えて欲しくない噺って古典落語の中にはありますね。「佃祭り」「野ざらし」「三枚起請」などがそうですね。 主に関西で多くの落語家さんに語られている下記の噺もそうですね。 小倉船(龍宮) 小倉から馬関(下...
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おめでとうございます柳家さん喬師匠

落語家では二人目の文化功労者てえんですから凄い。 落語家で最初の文化功労者は三代目・桂米朝師匠。つまり、江戸落語ではさん喬師が最初なわけですね。 やはり、地道に芸事に取り組んで来た人がああいう栄誉に輝くんですなあ。 この度の文化功労者には声...
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2025年 10月歌舞伎座公演に因んで

この2025年10月はビッグなニュースがまず三つありましたね。女性初の自民党総裁の誕生。大阪大学栄誉教授 坂口志文先生のノーベル生理学・医学賞受賞。京都大学特別教授 北川進先生の同化学賞受賞という輝かしいニュース。             ...
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ハロウィンの落語?

10月となりましたが、日本にはもう「四季」は無く「二季」しかないのではという巷の話。      それはさておき、10月には私が知らないうちにすっかり根付いてしまった行事があります。31日の「ハロウィン」なんて行事は私が幼い時はまずありません...
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数年ぶりの豊漁のニュースを見て

5年ぶりの秋刀魚豊漁。 しかも、北海道の根室で。 地球の温暖化が如何に進んでいるかのあらわれでしょうか? それはさておいて、秋刀魚が大名料理でなくなったというのは素直に喜ぶべきでしょうね。こんなマクラ噺をしていると、今回は「目黒のさんま」が...
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論に負けない人

私がより一層、落語にハマるきっかけとなった噺の一つに、「やかん」があります。大部分の落語家さんは「無学者は論に負けず」「無法腕づくに勝つ」というマクラから入っていくようでして。 やかん  あらすじ 何でも知ったかぶりの先生気取りの隠居の所に...
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聴くよりも見る落語

先日NHKテレビ「桂文珍の演芸図鑑」で現・三遊亭遊馬師が「蒟蒻問答」を演じてました。私がここで言うまでもなく、「聴く」というより「見る」落語ですよね。ここでは私がAIでつくってもらったイラストを用いて、この噺を視覚的に説明出来たらと思います...