落語好きの方は何がきっかけの方が多いのでしょう?
寄席に連れて行ってもらってという方が大部分ですかね?
テレビ・ラジオなどで演芸番組に触れてという方もいらっしゃるかと思いますが。
私の場合は本でしたね。
祖母がテレビで演芸番組を視ていたのをなんとなく一緒に視ていたこともあったのですが、小学校六年生の時に本屋でたまたま子供向けの落語の本を見つけたのがきっかけでした。
偕成社 少年少女名作落語 「まんじゅうこわい」
年少女名作落語⑤ まんじゅうこわい 著:小島貞二 – メルカリ
表題の「まんじゅうこわい」の他、「勘定板」「芝浜」「高田馬場」「しめこみ」「やかん」「水屋の富」「三軒長屋」「三人絵師」といった噺が掲載されてましたが、読んでいて笑えたのは「勘定板」「やかん」でしたね。
「勘定板」は言葉の行き違いの可笑しさが堪能できましたね。裏向きにしたソロバンが廊下を転がっていく様を見て、「さすがは江戸だ『勘定板』に車がついている。」などはとどめを刺されたような可笑しさでしたね。
「やかん」を読んだ時は「世の中にはこういう発想をする人がいるんだ。」という想いでしたね。
魚類の名前の由来で「真っ黒」を「マグロ」なんてのは誰でも思いつきそうですが、「やかん」の名前の由来が、戦場で兜代わりに使われて、「矢」が飛んできて当たって「カーン」といったのが始まりだなんて普通思いつかないですからね。
「芝浜」はその前にNHKテレビ「お笑いオンステージ」で三波伸介さん、中村メイコさんの夫婦役で芝居化されたのを視たことがあり、読んでみて改めて良い噺だなと思いましたね。
解説にはには「芝浜」「高田馬場」「水屋の富」に因んで「江戸の小商人」について挿絵入りで紹介されていて、これも興味をそそられました。
いずれにしても、この一冊が私が落語にはまるきっかけを作ってくれました。
コメント
早速、訪問させて頂きました。
私の場合は最初は父親寝る時の噺でしたね。幼い頃、母が長期入院していたので、寝る時はいつも父が添い寝してくれました。
その時に色々と話してくれたのが落語と昔話でした。結果、落語の方に興味を持ち、父に寄席に連れて行くように頼んだのが最初でしたね(笑)
また訪問させて頂きます!
hajimeさん
さっそくコメント頂きありがとうございます。
私の祖母もかなり寝物語りで色々な話を聞かせてくれましたが、落語ネタでは「みょうが宿」「王子の狐」とか話してくれました。
「みょうが宿」はテレビアニメの「まんが日本むかしばなし」でも3回ぐらい取り上げられてますね。
またお寄り下さい。
ブログ開設おめでとうございます。時折ご訪問させていただきます。
憲さん。
さっそくご訪問頂きありがとうございます。
落語のことがメインになりますが、他に日々の関心事も綴ってまいります。
また、是非お寄りください。
敗戦直後小学生時代、浜松の劇場にはよくドサ周りの一行がやってきていました。三代目三木助はまだ橘圓でした。七色の声の伊丹秀子なども。また大江美智子劇団なども。
当時の娯楽は映画とラジオだけでしたからたくさん聴きました。
今ただ一人の神と思っている圓生師は当時ラジオで聴いた覚えがない。大学生になって東京へ出てきて鈴本で錦の袈裟を聴いて落語開眼でした。
憲さん、ありがとうございます。
橘ノ圓時代の三代目・桂三木助師をナマで聴けているのは羨ましい体験ですね。
踊りの師匠やっていたこともあり、それが落語の型にも生かされていたという話を聞いたことがあります。