「たがや」といえば落語好きの方なら誰疑うことなく「夏」の噺ですね。
背景は威勢よく花火の上がる両国橋の川開きですからね。
ところが我々が長年にわたって「夏」のもの決めてかかっていた「花火」を立冬過ぎた11月上旬に上げているところがあるのです。


東京都と埼玉県の境を流れる荒川のほとりの荒川運動公園で行われた第4回川口花火大会。
今年は11月9日(土)。
立冬(11月7日)の二日後に行われました。
しかし、考えてみると落語「たがや」もたまたま「夏」の「花火」を背景に起きた事という設定なわけでああいう出来事は春夏秋冬どの季節に起きてもおかしくないのですよね。
でもサゲは「玉屋(たまや)」と「箍屋(たがや)」を引っかけているわけですから、やはり「夏」の「花火」でないと成立しないかな。
コメント
箍屋のいでたちからして、どうしても夏でしょうね。
憲さんありがとうございます。
> 箍屋のいでたちからして
そういう意味からでも夏ですかね?
十代目・金原亭馬生師演、五代目・三遊亭圓楽師演では「夏」で「薄着」で人混みいるところを「箍屋」に突かれたので見物客は余計嫌な心持ちがして「箍屋」を突き飛ばした設定になってますね。